TM方式試読

28/30

大切です。そのスタンスに基づいてもらい、一般社団法人全国建物調査診断センターが側面でフォローする形になります。事内容を決めて、その共通内容に対して施工業者を集めて共通の内容で見積をとりましょうという流れです。従来の設計監理方式と一緒です。この方針を決めた段階で、今回は、屋上防水の状態はいいからやりません、足場をかけて外壁面のタイルの補修とシールの打ち替えと塗装工事、あとその他ここをやりたいといったざっくりした提案をします。要求仕様という言い方をしていますけれども、それを決めてもらいます。過去３年で何物件、やっていて、資本金がいくらで、こういう信用度を持っている施工業者ということで公募をかけます。だから先に、パートナーとしての施工業者を決めるという考え方なのです。したがって、これまでの方式とは順番が逆になっていきます。設計監理の場合は工新方式の場合は、まず建物診断を実施し、その段階の方針協議を決めます。これは、次はパートナー選びです。パートナーとしての施工業者の条件は、こういう物件を　　　028