TM方式試読
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てしまうのです。足場が必要であるかどうかという範囲を区分けして、分散化させているという方策です。それをすると、グラフが安定するのです。すると人間は不思議なもので、手持ちのお金があると、落ち着いて協議ができるのです。会とか、管理組合内での検討協議のテーマが、確かに大規模修繕工事から、しばらく離れるから楽には見えますが、それを10年ごとに、また一生懸命やらなくてはいけない人たちが出てきてしまうので、たまたまその時期に当たった理事はババ抜き的に、当たってしまったなんてことになってしまいます。たったとか当たっていないという話ではないのです。やはり関係なくてもオブザーバーとして話を聞くとか、意見をするというのは非常に大事なことです。そういった意味では安定化させる分散型というのは、やはり毎年毎年ちょっとずつだけでも検討は進だから、先に記したように、区分けをします。本当に必要かどうかという範囲と、1回工事をまとめてやると、確かにしばらくやることはなくなります。だから理事だけど本当は、大規模修繕工事はマンション区分所有者全員のものだから理事に当   023 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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