TM方式試読
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これがまず最優先です。いうと、屋上やルーフバルコニーです。あと廊下、階段は、普段皆さんが歩いているので、足場の必要はありません。なので、足場が必要な範囲というのは第1優先で、足場の要らない範囲というのはいつでもできますので、第2優先順位になります。話です。だから、管理組合の修繕積立金を額面上でグラフ化すると、大規模修繕後は、ガクンと落ち込むのです。それを見た皆さんはびっくりして、「積立金を値上げしなくては」となってしまうのです。総会決議で値上げして、また徐々に一生懸命貯めます。10年ぐらいたって、「やっとたまってきたね」となったら、また大規模修繕工事が始まって、再び、ガクンと落ち込むわけです。います。だから、次の大規模修繕工事が来たときに、それだったら早くこの問題を解決しておかないと、また次のお金のことがあるという、ちょっとパニック状態になっもうひとランク落ちるとすれば何かというと、足場の要らない範囲です。どこかと昨今の考え方は、「足場をかけるから何でもかんでも一緒にやりましょうよ」という誰だってそうだけれども、やはり手元のお金が極端になくなると不安になってしま   022

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