TM方式試読
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 最近皆様から、「不適切と言われるようなコンサルタントに、当たらない方法あるいは、見分ける法則はないですか?」という質問をよくされますが、残念ながらありません。「管理組合の皆さんが、大規模修繕工事において、依存体質から脱却することが先決」だと答えることにしています。どういうことかというと、自分たちが発注者であり、自分の家のことですから、自分の家のこととしてきちんと考えて、どうするべきかをまず管理組合の中で話ができていないといけません。それを全て相手に丸投げしてしまうということが問題だからです。 どうしてこのように、大規模修繕工事で、管理組合が依存体質になってしまったのかは、従来一般的に行われていた二つの方式に問題があったと言わざるを得ません。その辺の反省を踏まえて、従来の方式の問題点をおさらいしてみたいと思います。013 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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