おもしろコラム 3月号
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 スパゲティは専門店が少ないので不明。 自分で書いておきながら言うのもなんですが、もっともうどんとそばは同じお店で出されていることが多く、スパゲティも喫茶店などで出されていることも多く、この店舗争いでははあまり意味がないかも知れません。 1位のラーメンが広く食べられるようになったのが戦後ですから、日本に古くからあるそばやうどんを抑えての1位とは、この新興勢力の勢いはすごいものがありますね。 ネットの「ニフティなんでも調査団」の好きな麺類アンケート調べによると、やはり1位はラーメン、2位そば、3位うどん、4位がパスタ(スパゲティ)となるようです。ただし女性限定となると、1位パスタ、2位ラーメン、3位うどん、4位そばとなるそうです。 ●うどん県は香川や関西だけではない 一般に「関東はそば」「関西はうどん」が好まれていると思われているようですが、実は関東の人たちもうどんが大好きで、東京や埼玉西部の「武蔵野うどん」は、讃岐うどん以上のコシの強さで噛み応えがあるうどんが有名。 逆に柔らかいうどんですと、ほとんどコシがない太麺の三重県の伊勢うどん。九州の博多うどんは細麺で、やはりとても柔らかく、他のうどんが麺を主眼にしているのとちがい、ダシを主眼にしており博多うどんを愛するタレントのタモリさんが博多うどんを指して「うどんは飲み物」という名言を残しているくらいです。 ●ラーメンは日本食? 日本で最初にラーメンを食べたのは水戸黄門だという説もあるのですが、それはさておき、どうもラーメンの最初は、横浜港で働く中国人相手に、屋台で日本そばを売ろうとした日本人がいたらしいのです。 しかし、慣れない味の日本そばを中国人たちは好まない。そこでそのご主人は知り合いの台湾人に相談し、スープをカツオだしから鶏ガラ&しょうゆ味に変え、麺も日本そばの麺から中華風の麺に変えたのがはじまりだとか。 この流れの味が、最初のラーメン店舗東京浅草の『来々軒』に受け継がれ、さらに『来々軒』●もっとも人気の麺類は? 日本人は世界的にみても麺大好き民族。すなわち麺族です。日本で人気の麺といえば、うどん、そば、ラーメン、スパゲティ。その中でもっとも店舗数が多いのが、タウンページに登録されているのを調べてみると1位ラーメン、35,330軒。2位そば、24,924軒。3位うどん、24,030軒。と、なるようです。麺類の仁義なき戦い!

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