おもしろコラム 3月号
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そろそろまた、花粉症の季節がやってきました。去年の夏は非常に暑かったので、今年も花粉はかなり飛びまくるかも。ところで、花粉症は、胃腸の冷えで起こりやすくなることをご存じですか?皆様、冷たいビールを飲んだ翌朝に、とても鼻が詰まったり、ズルズルした経験は、ありませんか?そうなんです。冷たい水分は胃腸を冷やし、鼻水となって上へ排泄されてきます。胃腸が冷えきっていると、花粉症等のアレルギーもとても起こしやすいんです。胃腸が冷えると、体温も下がり、腸の免疫力も弱ります。外から入った異物を、うまく処理する力も低下してしまいます。去年までは何ともなかったのに、いきなりアレルギーが出た場合は、消化管に負担がかかりすぎて、どんどんと胃腸を冷やす体質が出来上がってしまったことを意味しています。胃腸を冷やしてしまうのは、毎日の食習慣・・・冷たいビール、ジュース、アイスクリームなどを好んで食べる、冷蔵庫から出した冷た〜い食品をそのまま食べる、牛乳、乳製品、豆腐などを冷た〜いまま食べる、甘い物、油物が大好き・・・・すべて胃腸を冷やす元になります。これを毎日続けていると、いつかはアレルギーが発症する可能性があります。心あたりのある方、すでに花粉症のある方は、今からでも良いので胃腸を温めましょう。お豆腐なども、温めて食べたり、焼き豆腐、厚揚げなど、一度火が通っているものの方が、体を冷やしませんョ! (文:薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)2006-03胃腸の冷えと花粉症

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