TEBRA通信 2020年1月号
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◎コモンレールシステムは、燃料噴射ポンプ で超高圧化された燃料がレール(畜圧 室)に蓄えられ、ECU制御の指示系統よ り、インジェクターから燃焼室に噴射される 燃料噴射システムです。高圧燃料をレールに 蓄えて燃料の超高圧化だけではなくエンジ ンの回転速度に捉われず噴射力と噴射時 期を細かく制御出来ます。超高圧化により完全 燃焼して、NOx・PMを大幅に低減しています。◎本書、「燃料噴射ポンプ脱着&調整マニュアル・2019年版」は、コモンレー ル式ディーゼルエンジン搭載車の燃料噴射ポンプ(サプライポンプ)の脱着 要領と調整手順及び付随作業(データ初期化等)をまとめた書籍です。◎収録車両は、コモンレールシステム式燃料噴射ポンプ(サプライポンプ)搭 載車両/主要18モデル・27エンジンになります。(現行・旧型) 乗用車/1BOX/小型トラック(~2t)を収録しました。(※OEM除く) (排ガス規制:新長期規制又はポスト長期規制対象車両が主になります) 従来型のVEポンプ、列型ポンプ、PFRポンプ搭載車両は未収録ですので ご注意下さい。◎燃料噴射ポンプ(サプライポンプ)の点検・整備時期の目安は、おおよそ「乗 用車10万km」・「小型&中型車20万km」・「大型車30~50万km」 とされており、「定期点検整備項目」に指定されている車両もあります。◎燃料噴射ポンプ(サプライポンプ) 本体の修理及び点検は、非常に高度 且つ専門技術を有するため作業は 主に製造メーカー側が行います。し かし、燃料噴射ポンプ(サプライポ ンプ)の脱着及び取付時の調整(サ プライポンプシャフトキーの合 マーク調整)や点検(サクションコ ントロールバルブ端子間抵抗点検 や故障診断機を使用しての燃料漏れ) 等は整備事業者等が作業を行います。 そのため、脱着&調整作業を確実に行なわないと、本体本来の性能が発揮出 来ないばかりか、思わぬトラブルを引き起こしてしまいます。これは、リビ ルト部品やOH(オーバーホール)した場合も同じです。▪本書について▪1
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