トータルマネジメント方式
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【質問】そこをはっきりと教えてください。【菅】お金を持っていないケースが多いのです。だから、そもそもトータルマネージメント自体が厳しいというケースもあります。例えば、これ一番最初、私が口滑らしたのですが、18戸ぐらいで、もうお金もなくて、デベロッパーは潰れているというところです。地元の不動産屋に毛が生えたような、おかしな管理会社が入って搾取されまくっている状態で、理事長だけが頑張っている状態だったから、気の毒になってしまったのです。理事長、私に月1万だけ支払っていただけませんかと言いました。それで、結局は、赤字もいいところなのです。要は、1万でいいから契約してくれたら、私が行く理由になるわけです。そこから、まず管理改善して、お金の財政を改善して、その中で居住者に対しての意識改革もします。毎度、私が行くたびに勉強会をやっていますとやってくれれば、何人かは来るでしょう。実際に来ました。そのときに、じっくりやっていきましょうよといって、やっているケースというのがあります。063 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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