トータルマネジメント方式
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ではないですか。10年とか12年過ぎると大規模をやらなくてはいけない、特に管理会社が言い始めます。それが本当に、みんなが望んでいるものかどうかということをきちんと確認をして、それを反映させてあげないと、居住者の人たちが今、不便だと思っていること、対策を打てずに、改善されずに、ただ壁塗るだけの話だったら、やらなくていいのです。そういう考え方を持ってもらったほうがいいと思います。しやすい環境のヒントになりますよということです。自分の年齢からみれば、10年先ぐらいだったらイメージするでしょう。私、今、52なのだけれども、62となったらだいぶ、おじいちゃん化してくるかなと思ったりします。そのときのイメージで、今、自分が住んでいるマンションに何が必要になるかなということをイメージしてもらうと、割といい感じの修繕計画が作れます。回の大規模修繕は防水をやりませんという話になったとしても、10年先まで引っ張れるというのは、なかなかないのです。そうすると、5、6年先ぐらいにやらなくてしたがって、10年後の近未来をイメージした中期修繕計画が効率的な修繕と過ご分散させるという意味でも、10年はちょうどいいスタンスなのです。例えば、今  041 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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