トータルマネジメント方式

36/119

大規模修繕は居住者が快適に暮らすための手段ためとか、あと建物の機能を維持するためと言う人がいます。これはこれで、間違いではないです。ただもっと根本的な目的あるのです。要は、そのマンションで長く快適に暮らすための方策の一つが大規模修繕なのです。それに尽きるのです。自分の家ですから、マンションの管理自体がそうなのです。年前から買っていらっしゃる方も多いと思うのだけれども、自分の年齢と、だいたい並行するのです。大多数の人は、やはり、ついの住みかとして住み続けたりするのです。その傾向のあらわれとしては、築年数が高くなってくると居住者年齢層も当然上がってくるわけです。だから３０年から３５年ぐらい過ぎてくると、だいたい平均年齢は６０歳を突破します。私が今まで関わってきた中で一番きついなと思ったのは、大規模修繕は何のためにやるのでしょう。資産維持管理とか、資産価値を維持する古くなってきているマンション、３０年を超えてくるマンションは、やはり約３０　　036