トータルマネジメント方式
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かりません。新方式ならば、マンション居住者の皆さんがやはり自分のこととして関わっていると、全員ではないにしても、そのときに関わった人が残っています。例えば、タナカさん、あのときは、ああいうふうにやったではないかとか、スズキさんこうではなかったかしらとか、そういうノウハウを持っているのです。そうだった、それでやっているから、もう1回それでやってみようみたいなことです。それが検証されることが、やはりマンションとしてのノウハウになっていくのです。そういう意味では、この新方式はすごくいいものだと確信しています。識改革、自立です。管理組合としての自立というのが、やはりみんなを助けるのだということなのです。邪魔して、いろいろなお話を聞いたりします。その中でやはり、最近、特に思ったのが、このごろの日本人というのは他者依存というのがちょっとひどいようです。というのは、これはいろいろな社会的背景もあるけれども、グローバルな見方でいっても、この方式で、大規模修繕を成功させるためのコツとしては、やはり区分所有者の意私は、だいたい年100以上の管理組合の方々に、取材とかアドバイスも兼ねてお  033 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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