トータルマネジメント方式
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いう気持ちが大切です。そのスタンスに基づいてもらえれば、この方式の場合、一般社団法人全国建物調査診断センターが側面でフォローする形になります。工事内容を決めて、その共通内容に対して業者さんを集めて共通の内容で見積をとりましょうという流れです。これは、従来の設計監理方式と一緒です。この方針を決めた段階で、今回は、屋上防水の状態はいいからやりません、足場をかけて外壁面のタイルの補修とシールの打ち替えと塗装工事と、あとその他、ここをやりたいといった内容のざっくりした提案をします。要求仕様という言い方をしていますけれども、それを決めてもらいます。過去3年で何物件、大規模修繕をやっていて、資本金がいくらで、こういう信用度を持っている業者さんということで公募をかけます。だから先に、パートナーとしての業者さんを決めるという考え方なのです。したがって、これまでの方式とは、順番が逆になっていきます。設計監理の場合は新方式の場合は、まず建物診断をやってもらって、その段階の方針協議を決めます。次はパートナー選びです。パートナーとしての業者さんの条件は、こういう物件を   028

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