トータルマネジメント方式
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こか検査をしたいなというときに、今日こちらを見たいのだけれどもといっても、別の側でやっていたら、ゴンドラを移動するために1日かかってしまうから、工事に影響してしまうのです。だから検査がしづらいということになります。また、施工する人たちもそうですが、壁にドリルとかを当てる場合、イメージしてもらえば分かりますが、こっちにドリルを当てようとすると、逃げてしまいます。だから、腰が入らないのです。そんなこんなで施工のスピードも上がらないので、結果的に工期が延びがちになってしまうことが多いのです。したがって、一般的には、そんなに大きなメリットはないのです。しかし、ゴンドラでなくてはできないようなケースは、そうします。私の住んでいるマンションなんかだと、日本橋の人形町の町のど真ん中で、とてもではないけれども足場なんか建てられないというケースでは、その道側だけをゴンドラでやったというのはいくつかあります。そうでなければ足場を使ったほうがいいです。から、どうしようという中で、そもそもが足場をかけなくてはならないような外壁の状態かどうかということがあります。やるなら、それをフル活用したほうがいいです。そうすると、足場は高いし、工事終了後はなくなってしまうもので、もったいない 021 第1章 修繕委員に専門家が参画するという選択肢

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