トータルマネジメント方式
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設計監理方式の現状と問題点監理者が入ります。施工会社と管理組合が直接契約するわけです。それのお手伝いをコンサルタントがやりましょうという形なのです。これもやはり同じなのです。昨今の悪徳コンサルの話につながってきます。すこが問題だなどと指摘します。でも、ここがまた結構、今、大ざっぱなのです。10何年使っていれば、例えば前回の大規模修繕もそうだし、新築から10何年もたっていれば、それは少しぐらいのヒビは出ます。当たり前です。なぜかというと、技術論的な話ですが、コンクリートというのは新築でも、完全乾燥して皆さん買っているわけではないのです。若干、湿り気がある中で徐々にコンクリートは乾燥していきます。そうすると乾燥するから当然、収縮が起きるので、起きやすいところにはヒビが次に多いのが設計監理方式と呼ばれるものです。施工業者と管理会社の間に、設計まず設計監理者を見つけて契約した場合に、建物診断をやります。ここが悪い、あ   016

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