TEBRA通信 2018年6月号
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トヨタホンダマツダ産菱スバルダイハツスズキ②エアコンOFF 状態で、エンジンを始動する。 <注意>スマートキー付車は、必ずキーシリンダーに取り付ける。③シフトレバーをP レンジからL レンジまで操作した後、再びPレンジ  にシフトする。(ノーマルゲート)④シフトレバーをPからS レンジまで操作する。 (シーケンシャルゲート)⑤S レンジにて1から6まで操作した後、再びP レンジにシフトする。 (シーケンシャルゲート)⑥油温検出モードに切り替える。【切替操作方法】・シフトレバーN ↔ D 操作を1.5 秒以内に行う。        ・上記操作を連続6秒以上行う。<基準>油温検出モード゙に切り替わると、メータインジケータランプの[D] が 2 秒間点灯し、消灯する。《3 フルード温度調整》<参考>ATF ウォーマを使用している為、フルード温度がエンジンの冷却液温度よりも早く上昇してしまい、通常暖機ではフルード温度がファーストアイドル終了前にフルード調整の適正温度を通過してしまうため、フルードレベルが調整出来ない。①DLC3の(13)TC ↔(4)CG 端子間を短絡する。②P レンジでエンジン回転数2,500rpm/min を90 秒間保持する。③20 秒間アイドリング状態で放置する。④再びP レンジで、エンジン回転数2,500rpm/min を90 秒間保持する。⑤メータインジケータランプ[D]が点灯したらすぐに車両をリフトアッ プする。<注意>フルードの補充作業は、メータインジケータランプ点灯時に行う。適正温度から外れている場合は、車両状態確認後、フルード温度の低下を待ってから作業を行う。<参考>上記「手順②~④」の間にインジケータランプが点灯する場合がある。その時は、エンジン回転数が1,000rpm以下になっている事を確認し、「フルード量の確認」へ進む。106オイルパン脱着トランスミッションバルブボデーASSY脱着トルクコンバーターASSY脱着(オイルドレーン含む)4.8⑦リフィルプラグを仮締めする。⑧車両をリフトダウンする。《2 フルード補充量最少の場合:油温検出モード切替》①SSTを使用してDLC3 内のTC(13) ↔CG(4) 端子を短絡する。《4 フルード量の確認》◎フルードがオーバーフローした場合としない場合で、フルード調整 方法が異なる。①オーバーフロープラグを取り外す。②フルードの状態を確認する(オーバーフローするor しない)。►オーバーフローとは、オーバーフローチューブからフルードが流出す る状態をさす。►流出したフルードが少ない場合は、オーバーフローチューブ内(約 3cc)に溜まったフルードが出ただけの可能性があるため、オーバー フローしないと判断する。③フルードがオーバーフローした場合は、「フルード量の調整」へ。④オーバーフローしない場合は、「フルードの再補充」へ。(次項)《5 フルード量の調整》①流出するフルードが細い流れになったら、新品のガスケットを介し  て、オーバーフロープラグ(T=20N・m)を本締めする。②新品のO リングを介して、リフィルプラグ(T=39N・m)を本締めする。③ボルト2 本で、トランスミッションケースカバー(T = 5.4N・m)を取  り付ける。④車両をリフトダウンする。⑤IG スイッチをOFFにする。<注意> 補充量は関連作業により異なる。(下表参照)・補充量(L)・6AT5AT・ノーマルゲート:5AT・・関連作業・AT&車両型式6ATGRS182GRS183GRS1801.21.71.73.84.24.24.34.3・シーケンシャルゲート:6AT・5ATGRS1811.74.24.3日 三

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